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水分の重要性③ ~過剰摂取とむくみの原因~

執筆者の写真: 二摩 将司二摩 将司

前回に引き続き水分の重要性について書いていきます。

今回は第3回目ですので、是非1話目からご覧ください。


水分の過剰摂取には要注意だけど、腎臓などが正常に働いている場合はめったにならないですよーとお話をしました。

では、実際に体の水分量が増えたらどのような変化が起こるのでしょうか?解説していきます。


まず人間の体の中は様々な栄養素がバランス良く働くことによって体調を管理しています。ですがどのような栄養素でも度を超して摂取してしまうとそのバランスが崩れてしまい、不調をきたす原因になりえます。


では水分を大量に摂取するとどうなるでしょうか?主に影響が出てくるのは血液中の「ナトリウム濃度」が低下していきます。ナトリウムをもっと分かりやすく表現すると「塩分」ですね。これを低ナトリウム血症と言います。ふるえや吐き気、頭痛やむくみ等も引き起こしていきます。


なぜこのようなことが起こるのか。腎臓で問題が発生します。腎臓は臓器の中でフィルターのような働きをしています。

血液も腎臓でろ過され老廃物や等を尿として排出していきます。この中には塩分も含まれ、体に必要な塩分は再吸収されます。ただ水分を多く摂り過ぎると腎臓に過剰な負担をかけ、ろ過機能が正常でなくなり、過剰な体液や老廃物が溜まってしまいます。そして血中の塩分濃度も下がり低ナトリウム血症になってしまいます。


一般的には水の過剰摂取にはなりにくいとお伝えしましたが、長距離トライアスロン選手など、大量の汗をかき、大量の水分を摂るような人は低ナトリウム血症になる人も多いので塩分のチャージも必要となってきます。

続いて「むくみ」について水分も密接に関わっているので簡単にふれておきます。むくみも話せば長くなるのでまた別途記事をいつか書きます。


むくみの主な原因は皮膚の下に余分な水分が溜まることです。「え?なら水分を摂らないようにすればいいじゃん」と勘違いしやすいのがむくみの厄介なところです。

皮膚の下に水分が溜まってしまうのは、決して体の水分量が多いからではなく、血液の循環が悪くなることで起こります。

逆に水分を控えてしまうと血液がドロドロになり、余計に循環が悪くなりむくみやすくなるので要注意です。


また塩分を摂り過ぎてしまうと、体はその濃度を薄めようとして水を体に溜め込みやすくなります。これがむくみの原因になったりするので塩分の摂り過ぎも要注意です。

ここまでの話で分かるように水分と塩分は体の中で非常に密接に関わっているのですね。


塩分をよく摂ってしまいがちな方は、「カリウム」という栄養素を摂ってみてください。カリウムはナトリウム(塩分)を排出しやすくする働きがあるので、塩分濃度は薄れます。

食品で言うと「バナナ」がよくカリウムを含んでいます。バナナはむくみ解消に繋がるかもしれませんね。


以上3回と水分について書いていきましたがどうだったでしょうか?生きる上で必要不可欠な水分も正しく摂取する事で健康な体を持続させていきましょう。ではまた。


高梁市初のパーソナルジム

NimaGym 代表 二摩 将司


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