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計画的なトレーニングの考え方 ~5つの原則~

執筆者の写真: 二摩 将司二摩 将司

更新日:2021年6月28日

皆様こんにちはトレーナーの二摩です。


前回に引き続き日常的にトレーニングを行う上での基礎的な考え方のご紹介。

分かりやすいように出来るだけ例え話も踏まえながら行っていこうと思います。


では、前回の原理(根本的な法則のこと)の次にはトレーニングの原則(基本的な決まり事)です。この原則を守りながら私たちトレーナーはメニューを組み立てます。


①漸進性の原則


皆さんこの『漸進』どう読むか分かりました?私が最初に出会った頃は読み方が分からず『ざんしん?』と間違えて読んでました。これは『ぜんしん』と読みます。

『漸』という漢字には『しだいに』という意味合いがあり、しだいに、徐々に負荷を与えていきましょう。という原則です。


トレーニング初心者の方がいきなり重い重量を持ってトレーニングしたら、より効果が高くなるという訳ではなく、最初は無理のない重量から『しだいに』負荷を上げていくことが重要です。なのでパーソナルトレーニングでも最初は負荷を軽めから、気付けば重い重量が上げれるようになってた!という感覚を大事にしながらメニューを構築しています。


②全面性の原則


トレーニングを行う時に、ある一定の部分だけトレーニングを行うのではなく、全身バランスよく鍛えましょう。という考え方です。


例えば男性で胸板を厚く逞しくしたい!という方が居たとします。頑張って胸の筋肉、大胸筋ばかり鍛えたら、確かに胸板は厚くなります。

ですが、拮抗筋である背中の筋肉を鍛えずに体の前面ばかり鍛えていると身体のバランスを崩し、ケガの原因になったり猫背になったりする場合があります。


余談ですが、最近は女性に人気の『美尻トレーニング』だけを専門にしたトレーナーの方もいらっしゃいます。そのトレーナーの方もお尻を積極的に鍛え、見事に大きく綺麗な形のお尻を作りあげていましたが・・・歩き方を見るとびっくり。めちゃくちゃ「ガニ股」歩きでした。


お尻の筋肉だけ発達して、太ももの内側の筋肉(内転筋群)などがお尻の筋力に負けてしまい、大腿骨が外側に引っ張られるんですね。なので歩き方も変なガニ股歩きになってしまったわけです。

せっかく綺麗な身体を手に入れても姿勢や歩き方が美しくなければボディメイクとは言えません。やはりバランスよく鍛えるのが好ましいですね。


③個別性の原則


これは当たり前の事ですが、1人1人体力レベルは全然違います。

筋力が強い方、柔軟性がある方、持久力のある方。得意もあれば不得意もあります。もちろん年齢にも左右されるでしょう。

個別性の原則は「個人に合ったトレーニングメニューを行いましょう」

という考え方です。なのでパーソナルトレーニングでももちろん、そのお客様個人のレベルに合わせた重量、回数、セット数、休息時間を私の知識と経験を最大限活かしながら設定しています。普通のスポーツクラブではここまで細かい設定は出来ない場合が多いです。

なのでこの原則こそ、パーソナルトレーニングの強みを発揮できるものだと思います。


NimaGymでは複数人で行うグループトレーニングもありますが、その場合でも人によって負荷を変えていきます。トレーニングは競争ではないので自分の目的やレベルに合ったトレーニングを行っていきたいですね。


以上、今日は3つの原則をお伝えしました。後半あと2つも楽しみにしてお待ちください。

では、また会いましょう。


高梁初のパーソナルジム

NimaGym 代表 二摩 将司

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