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今更聞けない基礎的栄養学~脂質編~

執筆者の写真: 二摩 将司二摩 将司

更新日:2022年9月8日

皆さまこんにちはNimaGymです。


前回に引き続き第3弾となる栄養のお話。今回のテーマは「脂質」です。

脂質と聞けば脂肪に変わりやすくコレステロールだとかあまり健康によろしくなさそうな

表現をされがちだと思いますが、脂質も体にとっては非常に重要な栄養素

今日はそのあたりを伝えられたらと思います。

脂質は1gあたり9kcalと非常に大きなエネルギーを宿します。

また、体の中の細胞膜やホルモンの材料になる脂質。ちゃんと摂ることにより、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・K・E)の吸収を助けてくれます。


脂質は大きく分け、脂肪酸の違いにより常温で固まる「飽和脂肪酸」と固まらない「不飽和脂肪酸」に分かれます。

肉類や卵、バターなどは飽和脂肪酸。魚油やオリーブオイルなどは不飽和脂肪酸に分けられます。細かく言うと一価不飽和脂肪酸(オメガ9系)、多価不飽和脂肪酸(オメガ3、6系)、トランス脂肪酸に分けれるのですがここでは割愛します。


この中では過剰摂取の傾向にあるのが飽和脂肪酸です。肉の脂やバターなどです。私も大好きです(笑)

ですがこの飽和脂肪酸は摂り過ぎてしまうと血中コレステロール値を上げ、動脈硬化や心疾患のリスクを高めてしまいます。

また食事全般に言える事ですが余った過剰分のエネルギーは中性脂肪に変わります。特に脂質はカロリーが高くなっているので要注意です。


でも最初に言ったように決して脂質は悪ではありません。


常温では固まらない不飽和脂肪酸は適度に摂ることにより善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らしたり、心疾患のリスクを下げると言われています。

また、血液をサラサラにしたり髪や皮膚を綺麗に整える働きもあります。


簡単にまとめると、肉やバターなどの脂質には気を使い、オリーブオイルや魚油、アマニ油やえごま油は適度に摂りましょう。


またこの中で一番要注意なのはトランス脂肪酸です。マーガリンやスナック菓子などに入っています。最近は日本でもトランス脂肪酸を減少させる取り組みが各企業で行われてはいますが、安価な商品に結構入ってたりするので要注意です。


食事の話になるといつも言っていますが大事なのは「バランス」です。

肉の脂が駄目だからといって0にする必要もありません。(トランス脂肪酸は0にしても大丈夫〇)

注意しべき食品には少し気を使い、摂るべき食品、栄養素も過剰には摂らないように心掛けてみましょう。


次回はビタミンかミネラルの話をします。ではまた。


高梁市初のパーソナルジム

NimaGym 代表 二摩 将司

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