皆様こんにちは、NimaGymです。
仰々しいタイトルですが、今回は筋トレしてたけど、多忙だったり怪我、病気などで運動やめちゃったら筋肉が落ちてしまったーという方に向けてのメッセージです。
ダイエットをしたい、運動不足を解消したい、筋肉(筋力)をつけたいといった方には『運動』が必須になります。
特にジムなどで筋トレをしている方は一定期間正しくトレーニングを行えば筋肉は付きます。でもそれは決して楽な過程ではなく時間をかけながらコツコツと積み上げた成果です。
しかし、現実は厳しいもので1か月も運動をどんな事情であれ辞めてしまうと皆さんが思っている以上に筋肉は落ちてしまいます。経験したことのある方もいると思いますし、私も何度もそのサイクルを経験しました。
筋肉が落ちたら『また1からやり直しかー』と憂鬱になり筋トレを辞めてしまう人も実際多いです。でも諦める前にこの単語を是非思い出してください。それは、、、
マッスルメモリー
です。前置きが長くなりましたが今回は不死鳥の如く甦る筋肉『マッスルメモリー』について解説します。
簡単に言うと、筋肉は1度ついてしまったら筋肉がついた記憶を保持して筋トレを辞めてしまっても、過去ついていた筋肉の記憶を頼りに短期間で筋肉を取り戻すことが出来るという何とも胡散臭い話です(笑)
でも実際には科学的根拠もある話なので、何故そのような現象が起こるのか解説します。
このマッスルメモリーの現象には大きく2説言われています。
①神経系や遺伝子レベルで筋肉合成覚えている説
2018年イギリスが中心となった研究で筋トレを一定期間行うと、遺伝子が筋肉合成を促すスイッチをONにするそうです。しかし、筋トレを辞めてしまうともちろん筋肉は減るのですが遺伝子の筋肉合成スイッチはONになったままで維持されるらしく、筋トレを再開すると前回より筋肉がつくスピードが速くなるということでした。(めっちゃ噛み砕いて表現しています。)
また、少し古いですが1986年ロンドンの大学で行われた研究によると、片足だけを被験者にトレーニングさせると、トレーニングしたことのない側の足でも筋力の増加があったそうです。何か怖いですよね(笑)
これは筋トレという行為そのもので体内の神経が鍛えられ、血管も筋肉を増やすために最適化された結果だと結論づけています。そしてこの神経などの最適化が運動を辞めたとしても残っているのがマッスルメモリーの正体ではないのか?という話です。
この2つともマッスルメモリーといえど筋肉自体に注目するのではなく、遺伝子や神経に注目するのがとても面白いですね。
②筋繊維の核が増えている説
これは筋肉そのものに注目した研究です。筋繊維の核についてはノルウェーの大学が精力的に研究をしています。
筋肉(筋繊維)は大きくなると更に大きくなるために細胞の核を増やします。基本的には理科の授業で習ったような気もしますが核は細胞1つにつき1つとなっています。
ですが、筋肉(ここでは骨格筋)は例外で筋細胞の中には多数の核が存在する多核細胞になります。
骨格筋と書いたのは内臓の筋肉である平滑筋と心臓の筋肉、心筋は細胞内に核が1つの単核だからです。ちなみにトレーナー系の資格問題でよく出るところです(笑)
話を戻しましてこの筋肉の細胞核は筋トレを辞めても核の数自体は減らないことがわかってきました。なので筋トレを再開しても核は多い状態なので筋肉が大きくなる準備がすでに整っている説です。
他にも筋膜が伸びて成長度合いが高くなっている説や筋トレが上手くなっているから説など多数あります。
ですが絶対これだ!という研究やいつまでマッスルメモリーが続くのかはまだハッキリとわかっておりません。マッスルメモリー自体は研究からも私の経験からも高い確率で存在していると思うので、筋トレを辞めてしまった人もまた一歩筋トレ再開に向けて走りだしてみてください!
高梁市初のパーソナルジム
NimaGym 代表 二摩 将司
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