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今更聞けない基礎的栄養学~ビタミン編パート③~

執筆者の写真: 二摩 将司二摩 将司

更新日:2022年9月8日


今回でビタミン偏は終了です。もしこの記事から見てくださっている方がいらっしゃいましたら、最初の記事「炭水化物偏」から是非見てみてください。


前回は水に溶けやすい水溶性ビタミンの解説でしたが今回は油脂に溶けやすい脂溶性ビタミンについてお話します。


脂溶性ビタミンはその名の通り油脂に溶けやすく、油と一緒に調理したり、摂取すると吸収率が高まるといわれています。ですが、水溶性ビタミンと違い尿として排出されないので過剰摂取のリスクがあり、摂取にはより気を付けたいビタミンです。


種類としては「ビタミンA・D・K・E」とあるのでそれぞれ簡単にご紹介します。

○ビタミンA


ビタミンAの働きとしては目や皮膚、粘膜を健康な状態に保ったり、免疫力を向上させる働きがあります。

多く含まれる食品としてはレバーやウナギ、ニンジンやほうれん草に多く含まれます。


○ビタミンD


ビタミンDの働きとしてはカルシウムの吸収を助け、骨や歯を強くしてくれます。

多く含まれる食品としては鮭やブリなどの魚類やきのこ、卵に多く含まれています。


またビタミンDは日光を浴びることで体内でも生成されます。なので、骨粗しょう症の予防として日光に適度に当たることが大事だといえます。


○ビタミンK


ビタミンKの働きとしては血液を凝固させ止血したり、骨を強くする働きがあります。

多く含まれる食品として納豆やほうれん草、鶏肉などです。


ビタミンKは腸内細菌によっても生成されるので偏った食生活をしていない限り不足することは少ないです。


○ビタミンE


ビタミンEの働きとしてはホルモンの分泌を正常にしてくれたり、抗酸化作用、血液循環の向上などがあげられます。


多く含まれる食品としてはかぼちゃやアーモンドなどがあります。

野菜などの多くの食品にビタミンEは含まれているのでこれもよほど偏った食生活をしない限りは不足することは少ないとされています。

そして極端にビタミンEが豊富すぎる食品も無いため、過剰症のリスクも少ないと言われています。



以上、これにて基礎的なビタミンのお話は終わりです。今日紹介した中で特にビタミンA・Dに関しては過剰摂取のリスクもあるビタミンなので栄養豊富過ぎる食品(ウナギやレバー等)は食べ過ぎにも注意しましょう。


遂に次回はミネラルの話。ミネラルに関しては馴染みが少ない栄養素だったり種類も16種類あるので、大事そうなものだけピックアップして解説したいと思います。

お楽しみに!


高梁市初のパーソナルジム

NimaGym 代表 二摩 将司

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